【ニュースリリースvol.9】
2020/04/24金
ねつ亀くんで二次感染危機を回避!
発熱者スクリーニングシステム 低コスト導入に光
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、街頭防犯カメラ「安視ん君くん」の開発・製造および、消防設備の設計・施工・保守を手掛ける、株式会社プロテック(所在地:広島県福山市、代表取締役:永井健三)は、難しい設定不要ですぐに運用できる体温検査システム「ねつ亀くん」のレンタルサービスを開始した。病院や役所、公共施設など、不特定多数の人が行き来する場所での新型コロナウイルス感染拡大防止対策の急務として、需要を見込んでいる。
「ねつ亀くん」は、赤外線サーモグラフィカメラと、通常のデジタルカメラで常時撮影している。あらかじめ設定した体表温度を超す人を検知するとアラートを発報するしくみ。警報はパトライトやブザーなどはオプションだが、アラートメール機能 は標準搭載で、あらかじめ設定しているメールアドレスにアラートメールが配信される。メールにはサーモ画像と通常画像 が添付されるので、計測者はその場にいる必要はなく非接触の為、二次感染の回避につながる。 通常、赤外線サーモグラフィカメラを使用して検査を行うには、カメラの機種選定、購入から始まり、その取扱いを習得し、モニター・パソコンの設置・設定と、想像以上に面倒で経費と時間がかかる。「ねつ亀くん」レンタルサービスなら、その手間、時間、経費を削減しワンストップで運用開始できる点がメリット。専用ソフトなどは必要なく、普段使用しているパソコンやスマートフォンがあれば画像確認・アラートメール受信。即時運用開始ができる。
実際のスクリーニングの流れの例をご紹介
1.あらかじめ、入場者の動線の制御・整合などを行っておく。 赤外線サーモグラフィカメラによる検査を実施、37.5度以上の方には入場を 控えていただく旨を入り口前にて事前告知。
2.入場者にはカメラから1~2メートルの位置に2~3秒間立ってもらう。 マスクを着用したままでも可能だが、帽子や前髪で額をふさがず正面を向くことが 必須。額か首もとを露出しておくこと。
3.計測者は離れた場所からサーモグラフィック画像を確認。
4.アラート発報した際には、対象者を別室へ誘導。
5.別室にて体温計による体温検査。入場可否判断。
注意事項
①正確な体表温度を測定するには測定対象者が室内の温度に馴染んでから測定する必要があるので、それを踏まえ て入場から測定位置までのルートを設定すること。
②エアコンの吹き出し口から測定対象者に風があたる位置や、室内と室外の出入り口付近に設置すると温度差が生じるため、測定位置設定に留意する。
③アラート発報する温度を任意で設定できるため、額の表面温度と脇で測る体温は3℃ほどの差があるが、その差を踏 まえた上での温度設定をすることで体調不良で発熱している人物を検知できる。
「ねつ亀くん」は、新型コロナウイルスの感染有無自体が判別できるわけではないが、発熱の疑いがある人を判別できる。
赤外線サーモグラフィカメラによる体温検査システムを購入するには百万円から数百万円かかり、導入には負担が大きかった。今回のレンタルサービスは、月単位で必要な時にだけ設置できる。