設置加速見込まれる　街頭防犯カメラ

（株）プロテックが中国電力グループの（株）電力サポート中国と業務委託契約による新サービス提供開始

街頭防犯カメラ「安視ん君（あんしんくん）」の開発・製造および、消防設備の設計・施工・保守を手掛ける、株式会 社プロテック（所在地：広島県福山市、代表取締役：永井健三）は、株式会社電力サポート中国（取締役社長：畝本 耕治）との業務委託契約を締結し、新サービス「みんなをみまもーる」の受付を５月２７日より開始した。株式会社プロテックは防犯カメラの提供と施工・保守を担い、街頭防犯カメラの更なる設置促進活動を展開する。

「みんなをみまもーる」は、株式会社電力サポート中国が受付 窓口となり、中国電力ネットワーク株式会社所有の電柱に防犯カメラを設置するサービス。

サービスの対象は広島市・呉市・三原 市・福山市・廿日市市の自治会、町内会、商店街または地方公共団体。サービス対象地域については、順次拡大していく予定。

電柱に防犯カメラを設置したいとの要望は多数あったが、これまでは行政機関が設置する場合に限り、中国電力ネットワーク株式会社所有の電柱への防犯カメラ設置が認められていた。

「みんなをみまもーる」は、自治会や町内会等、民間団体が設置する場 合も電力柱へのカメラ設置が可能となる。 サービスの特長として、株式会社電力サポート中国が受付窓口として設置申請業務および保守管理を一括して行う点。「みんなをみまもーる」は、行政機関への各種使用届、中国電力株式会社への電気使用申込み・電気代支払い、中国電力ネットワーク株式会社への取付申込み・電柱使用料支払い、施工打合せなど、すべての業務を株式会社電力サポート中国が代行し、スピーディーな設置が実現する。

「みんなをみまもーる」は、基本的にフルメンテナンス付きで、設置代、電気代・電柱使用料のランニングコスト、年１回の保守点検がワンパックとなっている。

対象カメラ機種は３種類で、いずれも録画一体型。そのうち１機種は LED 照明が一体となった新商品。設置場所等要望に応じて機種選定できる。

サービス料金は 1 年目（契約時）が 300,000～360,000 円、２年目以降は年間 27,000～36,000 円（いずれも１台あ たり、税抜価格）。記録媒体のＳＤカードの取替は消耗品で実費となるが、設置後の維持管理や故障、修理の不安を解決した。

福山市を除くサービス対象自治体では、防犯活動を行っている団体を対象に防犯カメラ設置補助制度がある。2020 年度の補助金申請期限は広島市・呉市では６月末、廿日市市は７月末となっている。補助金制度の申請につ いて 5,000 円／申請で受け付ける。

新サービス開始によって街頭防犯カメラ設置についての選択肢が増え、住民の安全・安心への期待の応えることができる。

安全・安心なまちづくりへの地域住民の関心の高まりと共に、今後街頭防犯カメラ設置が加速することを望んでいる。